- 酸熱トリートメントってなに?
- 縮毛矯正と何が違うの?
- 髪質が改善されるってホント?
この記事では、こういった疑問にお答えします。
この記事の内容
- 酸熱トリートメントと縮毛矯正の違い
- 酸熱トリートメントの仕組み
- 酸熱トリートメントはどんな人におすすめ?
当店は静岡市に2店舗ある、美髪専門サロンのMin(ミン)です。
専門サロンということもあり、『髪のお悩み』のご相談を毎日いただきます。
この記事では、テレビに取り上げられたこともあり、最近有名なメニュー『酸熱トリートメント』のお悩みについて解説致します。
酸熱トリートメントと縮毛矯正の違い
2つの違いは「クセが伸びるか、伸びないか」です。
縮毛矯正は「遺伝的なクセ」を伸ばすことができ、酸熱トリートメントには厳密に「遺伝的なクセ」を伸ばせません。
遺伝的なクセ(天然パーマ、捻転毛)の方は、いくら酸熱トリートメントをしても、縮毛矯正のようなストレートヘアにはなりません。
しかし、Instagramやテレビなどで「さらさらでキレイなストレート」の仕上がりを紹介されることが多いです。
次に、なぜそのような仕上がりになるのか解説をしていきます。
酸熱トリートメントの仕組み
髪のタンパク質同士は、それぞれ結合しています。
この結合の形状によって、その人の髪の質やクセの形状が決まります。
上の図のように髪がダメージすると結合が減り、パサつき、クセ・うねり、切れ毛、枝毛、まとまらない…。などの症状が出てきます。
そしてこの結合は1度切れてしまうと2度と戻ることはありません。
これが「髪が生き返ることはない」と言われている理由です。
そこで、今までのトリートメントは、この状態に外部補修をすることで「髪の表面を整え」手触りやツヤを見せる補修をおこなってきました。
このように外部を補修することで髪質を良く見せるのが「通常のトリートメント」です。
この際、内部にもトリートメント成分は浸透しますが、しっかりと補修できるレベルではありません。
それに対して、「酸熱トリートメント」は内部に新しい結合をつくり、内側から髪を引き締めます。
結合を復活できないのなら、新しく作ろう!というのが髪質改善(酸熱)トリートメントが今までのトリートメントと違うポイントです。
酸熱トリートメントで、それぞれの髪の結合よりも、より強い結合を一時的に作ることで髪質をコントロールすることができます。
そして髪の内側が引き締まることで、クセやうねりが目立たなくなり「真っすぐになった」と感じる方が多いです。
縮毛矯正の仕組み
縮毛矯正は「遺伝的な強いクセ」も真っすぐなストレートヘアにすることができる唯一の施術方法です。
遺伝的なクセ毛の方は、結合がボタンの掛け違いのようになっています。
これを切って正しくボタンをかけるというのが「縮毛矯正」の仕組みです。
上の図のようになっている結合を…。
正常なストレートの状態に戻し、再び結合します。
結合を新しく切って繋ぎなおすことで「クセを真っすぐに伸ばす」ことができるのが「縮毛矯正」です。
どんな人に向いているの?
髪質改善に向いている方は次の通りです。
- 髪の毛が細い
- 髪がダメージしてパサつきを感じる
- 髪がよく水分を吸収する
- 最近縮毛矯正があんまり効かない
- ウェーブというよりチリチリした感じのクセがある
このような方は髪質改善トリートメントが向いています。
反対にあまり効果を実感できない方もいらっしゃいます。
- 髪の毛が太い
- 髪が良く水をはじく
- 髪に弾力、ハリコシがある
- うまれつきのクセを真っすぐにしたい
- ダメージがなく健康毛である
髪が健康毛であったり、生まれつきのクセをまっすぐにしたいということでしたら、縮毛矯正やヘアエステなどの施術がおすすめです。
なぜなら髪質改善トリートメントは「結合が減っているところに新しく結合をつくり髪を補修する」トリートメントだからです。
結合が減っていないと、新しい結合をつくるスペースがないのであまり効果は実感できません。
「試して見たけど、あんまり効かなかったかな…?」という方は、健康毛かもしれません!